人工餌を食べさせるには・・・
今回はロッドを手作りする方法について書いてみたいと思います。
YouTube動画も貼り付けておきますのでお時間のない方はそちらをどうぞ!!
カエルは個体差で人工餌に餌付くまでが時間がかかります。
また季節などによっても食欲が変わり、拒食でやきもきするのは両爬飼いのあるあるですよね。
ピンセット給餌しようと思ってもピンセットを怖がったりもします。
そんなとき、ロッド給餌は突破口になることが多いです。
カエルは動体視力はいいのですが、はっきり見えているわけではありません。
なので目に入りにくいロッドを使って給餌することで、虫だと思ってくれて食べることが多いのです。
で、ロッドってどこで売ってるの?となりますが、いえいえ大丈夫。
ロッドは簡単に手作り出来ます。
今回は使いやすいロッドの作り方と、それを使っての餌やりの仕方を説明しますね。
ロッドの作り方
《材料》
アクリル補材 死角棒3㎜
ウクレレ弦 0.60㎜~0.70㎜太さ フロロカーボン製
接着剤
セロテープ
材料はこんなもんです。
時間も20分もあればできます。
まずロッドの持ち手の部分ですが、割り箸だろうが木の枝だろうが何でも良いのです。
でも今回はあえて透明感を出したいのでアクリル補材を使います。
ホームセンターのアクリル板を売っているコーナーに隅っこの補強のために売ってます。
値段は忘れましたが100円前後だったと思います。
丸材より角材の方が接着しやすいのと持ちやすいのでそちらを選んでいます。
これを10㎝長さに切ります。
私はダイソーのダンボールカッターを少し火にあぶり温めて切りますが、包丁でもなんでも良いと思います。
そのあと切り口を軽く火であぶって丸めておきます。
10㎝が短いと思い人は長くても良いのですが、せまいケージの中では結構かさばるので、手の中に収まる方がかえって使いやすいです。
次にウクレレ弦をやはり10㎝くらい切ります。
フロロカーボンを使うことで虫っぽいぷるぷるした動きが出せます。
10㎝はいらないのですが、あとで使い勝手の良いように切る方が失敗がないので少し長めに作っておきましょう。
この弦を先ほどのアクリル棒に接着剤でつけます。
動画では多用途の速乾性透明接着剤を使っていますが、アクリル系を接着できるものならなんでも良いと思います。
乾いたらセロテープなどで上から一巻きして補強しておきます。
これで完成です!!
かんたーん!!!
餌やり
あとは人工餌や冷凍コオロギをフロロカーボンの先に刺して餌やりをします。
冷凍コオロギはペーパーの上などで解凍し、余分な水分を取ってからカルシウムをまぶし、お尻の総排泄腔からカーボンを差し入れ、コオロギがカエルに向けて寄っていくように動かします。
カエルは元来咥えるより先に舌で絡め取ります。
カーボンがカエルにまっすぐ向くように近づけると、舌で絡めたとき、スッと餌が抜けるのでタイミングを外さず給餌できます。
少し時間をかけて20㎝以上遠くから、ハエやイモムシの動きを真似て近づけてみてください。
拒食ぎみの子にはいつもより一回り小さめな餌を与えると食べやすいようです。
文章でわかりにくい場合はどうぞ動画をご覧くださいね!