10月、秋ですねぇ。
ケージが完成し、暑い夏の間は控えていた日光浴を10月から始めました。
モリアオガエルやその他カエルに紫外線は必要ありません。だから日光浴もホントは必要ないっちゃ必要ないです。
必要ないというのは生死には関わらないという意味でですが。
カナヘビやニホントカゲなど日中に行動する爬虫類は、紫外線浴びなければ死にます。
確実にクル病になって死んでしまいます。
そういう意味では夜行性寄りのカエルは紫外線浴びなくても生きていけます。
でも、家で飼っていると徐々に色が鮮やかな緑からほんわかしたパステルグリーンに変わっていくんですよね。
ワイルド個体のような緑に仕上げたい、というのはカエル飼いの夢でもあります。
なのでなるべく自然環境に近づけて日光浴させたいわけです。
窓際ではガラス越しなので日の光は入りますが、紫外線は激しく減ります。
網戸でもめちゃ減ります。
じゃ、外でケージ飼いすれば?
っておっしゃいますが、これはほんと難しいです。
カエルは高温に弱いので、避難場所が必要です。
そのためには広くなきゃいけません。
周りの色に染まりながら育つので木々の緑も十分なければいけません。
餌をばらまいても逃げないようにしなればいけませんが、ガラスやアクリルでは必要な紫外線がカットされてしまいます。
網戸のような細かい隙間でも前述のとおり同じです。
なるべく広いケージで、緑と水があり、網の目が広くて紫外線を浴びられて、餌になる虫は逃げられず、雨が降っても水はけが良く、軽くて持ち運び便利、そんなケージはないものか?
それで作りました!
簡易温室をネットで購入し、床を網戸の網、上を荒い網にして、下部は厚いビニールクロスで手作りしました。
すべて軽い素材で作ったので、午前中から午後にかけての二時間程度、いつも置いている窓際から庭に出せます。
非常に良い出来だったと思います!
庭のテーブルに乗せているところです。
右の青いのは室内に取り込むときの塩ビの台です。網だけだとカエルのおしっこで汚れるので。
真ん中はポリカーボネイトの容器に小石をシリコンで貼り付けて傾斜を作った水入れ、上には突っ張り棒に人工植物を巻き付けたものを数本ぶら下げています。
下のビニール部分は高さ20センチあるのでコオロギは登れません。
カエルたちもかなり居心地は良いみたいです。
そのうちDIYも公開したいと思います。
参考にしたい人がいるならね。
これは夜、室内の様子。
前をファスナーで明けられるようにしたので掃除も楽です。
昼間突っ張り棒の葉っぱに張り付いていたカエルたちも、夜になって餌を食べに下りてきています。
うまく綺麗な緑が出てくれるといいのですが。
乞うご期待。
※追記:紫外線については研究中ですが、モリアオガエルのような緑色の樹上性カエルの場合、紫外線は必須かもしれないと考え始めています。
色揚げの問題だけでなく、緑色には意味がありそうですし、完全夜行性というわけでもなさそうです。
飼っている感触としては紫外線を当てていない子の方が寿命が短いような気もします。
このあたりは「カエルブログ」で引き続き検証していきたいと思っています。2024/02/25
そのほかのモリアオガエルの飼育にかんしてはモリアオガエルのページ、飼ってみたい方は販売のページものぞいてくださいね!